過去に金融事故が有るので、お金借りたいが審査通らない
2017年06月09日 16時49分
金融機関でお金を借りたいけど審査が通らないという場合の多くは、金融事故を起こした経験がある人や現在金融事故を起こしている人です。あまり聞かない言葉なので「金融事故って何?」と思う人も多いかも知れませんね。
簡単に言うと、お金を借りたけど何らかの事情で返済できなくなったというお金のトラブルです。
この金融事故は大きく分けると4種類
- 長期延滞
- 債務整理
- 代位弁済
- 強制退会
長期延滞
返済期限を過ぎても支払いが行われていない状態で、金融業者によって異なりますが、概ね2カ月から3カ月遅れた時点で長期延滞となります。債務整理
任意整理・特定調停・自己破産・個人再生の4つの種類があり、当事者同士の話し合いで解決したり、裁判所を通じて話し合うかなどの違いがあります。基本的に今後発生する利息を免除するので、今残っている借金は計画的に返してくださいというものですが、自己破産だけは裁判所が認めれば借金返済の義務はなくなりますが、財産の全ては失う事になります。
代位弁済
最近はお金を借りる際によほど高額の借金出ない限り保証人は不要となっているケースがほとんどです。ですが、万が一に備え、金融業者は保証会社に加盟しています。
利用者が返済できなくなってしまった場合、この保証会社が支払ってくれるのですが、この保証会社が借金の肩代わりをした状態を代位弁済といいます。
もちろんその後は借金がチャラになるという事はなく、保証会社に対して返済する必要があります。
強制退会
延滞を繰り返したり、契約違反などをした場合、強制的に契約を打ち切られる事があります。これを強制退会と言い、金融事故のひとつになります。
これらの金融事故を起こしてしまうと「信用情報機関」というところに記録されてしまいます。
信用情報はお金の借り入れなどを行う際に必ずチェックされますので、こういった記録が残っていると審査にかなり悪影響がでてしまいます。